チョコレート嚢腫、嚢胞って絶対妊娠できない？｜不妊治療日記

妊娠したかったらチョコレート嚢腫は治療した方がいいかと言うと、一概にそうとは言えません。

何故ならば、チョコレート嚢腫であっても、普通に姙娠する事は可能だからです。

姙娠してから、自分がチョコレート嚢腫である事に気付いた例は多々あります。

つまり、チョコレート嚢腫だから姙娠できない、とは必ずしも言えないのです。

もちろん、チョコレート嚢腫があれば姙娠しにくいケースもあります。

チョコレート嚢腫によって卵巣が肥大したり、臓器を圧迫したり、卵管が閉鎖したり、機能障害を起こしたりしていれば、それは姙娠の妨げとなります。

これが不妊へと繋がってしまうのです。

また、チョコレート嚢腫の大きさが５センチ以上になってしまうと、突然破裂してしまい緊急手術といった危険も出てきます。

そうなると、姙娠に適した環境とは言えなくなりますね。

チョコレート嚢腫だと診断されて姙娠したいのであれば、医師と相談して適切な治療を受けた方がいいと言えるでしょう。

チョコレート嚢腫の治療でホルモン治療を行ったら姙娠できなくなる、といった事はありません。

チョコレート嚢腫のホルモン治療は、月経を止める事によって行われます。

毎月の月経をホルモン剤によって中断させ、チョコレート嚢腫が悪化するのを防ぎ、状態が良くなる事に期待するのです。

月経を中断させる為には、擬似的に体を閉経した状態にしたり、姙娠した状態にしたりする必要があります。

その為、ホルモン治療を行っている間は、姙娠する事ができなくなるのです。

ただ、これは一時的なものであり、一生姙娠できなくなる訳ではありません。

ホルモン治療が終了すれば、また元通り月経が開始されるようになり、いつでも姙娠できる状態になります。

月経が止まると聞くと、姙娠を希望されている方は不安になると思います。

けれど、ホルモン治療を行う事によってチョコレート嚢腫が小さくなり、自然姙娠できる可能性も高くなります。

医師の説明を十分に聞いて、納得してホルモン治療を受けるようにしましょう。

出産したらチョコレート嚢腫は治るとは言い切れませんが、改善されるケースは少なからずあるようです。

これは、チョコレート嚢腫の発症の原因が月経にあるからです。

チョコレート嚢腫は子宮内膜症の一種で、月経を繰り返す事によって血液が卵巣内に溜まり、徐々にドロドロのチョコレート状になります。

つまり、チョコレート嚢腫の原因となっている月経が、姙娠する事によって一定期間止まる事で改善される可能性があるのです。

実際、姙娠前はチョコレート嚢腫が確認されていても、出産したら自然と消滅していた、といったケースもありますし、出産したら月経痛が気にならなくなる事も多いようです。

ただ、チョコレート嚢腫が消滅したからと言っても完治した訳ではなく、数年後に再発してしまう事もありますので覚えておきましょう。チョコレート嚢腫　妊娠